ヨガセラピークラスの次は【ヴィヤガラーサナ入門】
ヴィヤガラーサナ。
日本ではcat(ネコ)と言われますが、ヴィヤガラはトラです。
サンスクリット語の名前には必ず意味があります。その名前が持つ本質を理解せずにしてポーズを練習しても、アサナの本来の効能は届きません。
トラは強い決意【ヴァイラギャ】を持ち、執着からの解放の象徴です。内面の怠惰、怠慢を取り除き、また飛ぶように軽く走ることから、下半身の強靭さとは正反対に上半身を軽くすることです。そしてまた、スシュムナナディのある【背骨】が重要なポイント。
ヴィヤガラーサナという、たった一つのアサナを掘り下げていくことで、肉体面から内面、そして精神面に至までこれほどの恩恵を得られるのだ。
上半身を軽くできれば、腕を使わずして背骨を動かせるはずなんですが・・最初に自分のやり方でやったヴィアガラーサナでは、背骨を大きく動かそうとすると、腰に痛みを感じたり、肩や首に緊張を感じたりしてしまいます。
そこでまず行ったのが、背骨に意識を向けるプラクティス。この練習を行ったあとの腕の軽さはやった人でないとわかりません!
腕が軽く感じることで肩、首の緊張がなくなります。
そして背骨が使えることで腰の痛みもなくなるのです。
アサナに向かう前の準備。
自分の体に存在しながらも、意識を持っていく言葉できなかった部分に気づきを持つという自分の身体との対話。
正しく準備の練習を行うことで痛みは出てこないのだという。
一つのアサナだけで2時間もかけ、丁寧に様々な練習のバリエーションを加えながら、正しくアサナに向かう準備をします。そのバリエーションは何度となくワークショップに参加しても同じということはありません。
目的は一つですが、
そのアプローチはまさに【ドラえもんのポケット】
一つのテーマで、ここまで深く掘り下げてくれた2時間は充実の時間でした。