ヴィジョンオブヨガ『ヨガの叡智に触れてようやく辿り着けた学びのスタートライン』

ちょうど2年前、自分を変えたくて、ヨガの事を何も知らないまま、色々なヨガの流派がそろっているフィットネスヨガスタジオで、週2回ほど通い始めたのが、ヨガのきっかけだった。

当初は、クラスを受けた後、気持ちも身体もすっきりとし、ヨガってなんかわからないけど、気持ちがスッキリするな~と、段々と自分が変わっていったように思え、このヨガの先に何があるのか知りたくなり、一番下の子どもが3歳とまだまだ手のかかる時期に、夫の協力を得て、何とか参加できる某RYT200コースを見つけ、半年間通った。

何も知らないところからヨガらしきもの?を学ぶのは楽しかったが、コースの途中から、右足の股関節が痛み始め、日常においても痛みが出るようになり、憂鬱になる事もたびたび。

そのうち治るだろうと、日々ストレッチをしながら、痛みは軽くなったりひどくなったりを繰り返して、原因が分からないまま続けていた。

そしてコース修了後、地域の方の要望もあって、週1回地元の公民館で教え始めることになった。

アサナも一通り教わり、指導法も教わり、ヨガの哲学的な事も教わったのに、いざ指導し始めると、うわべの形ばかりを教えているような気がして、その先にあるものが自分でもわからない、見えてこない。

自分自身がヨガを信じていない、
理解していないことを深いところで感じていた。

本当はヨガを通して、自分自身に目を向け、健康になっていく、ということを生徒に伝えていきたいのに、どう伝えたらいいのかわからない、やり方がわからない、果たしてこれでいいのだろうか、と、クラス前日になると憂鬱になる日々。

そしてヨガで変わったと思っていた自分が、内面的には実は全然変わっていなかったことに気が付いて愕然とし、それでも生徒さんは私を信じて何かを求めて教室にやってきてくれる、こんな自分が指導していることに罪悪感なるものも持ち始めた。

どうやって指導していったらよいのか、このまま指導していけばいつかは自分でわかる時が来るのだろうか、と悶々と葛藤しているときに、マスターのW.Sに出会ったのです。

WSでのマスターの言葉に、いきなりガツンと頭打ちにあい、勝手に一人揺れまくっている自分がいた。私は一体何を勘違いしていたのだろう。自分のおごっている部分を見せつけられた気がした。もう見て見ぬ振りはできない、勇気を出して、ヴィジョンオブヨガに申し込む。

子どもを預けて20日間も家を空けるなんて絶対無理!とあきらめていたが、ちょっと待てよ、自分で勝手にあきらめていない?と今までなら決してしなかった試みで夢のように受講することができたのは本当に奇跡だった。

いざ始まってみると、半年前に受けたティーチャーズトレーニングとは、とても比べ物にならない、古典ヨガの奥深い哲学が深く入り込んだアシュタンガ八支則、アサナの名前の由来、アサナの効能など、まさかそんな考え方があったのか!と、目から鱗のオンパレード!!!

初めて聞くサンスクリット語についていくのもやっとで、必死で理解しようと耳をタコにして聞く。その奥深い深遠なる叡智に、どんどん引き込まれていく。

そして、マスターからの質問。

「パドマアーサナとは?その意味は?その特性は?
なぜパドマアサーナは“蓮の花”なのか?」

「自分は自分のリーダーなのか?奴隷なのか?」

「本物の自分とは誰なのか?」

???
質問の意味が理解できないこともしばしば。

マスターからの質問を通して、普段いかにその意味を深く考えず当たり前のようにしている事が多い中で、自分が無意識にしていることへの疑問、意識付け、気付きをもたらす、という作業をひたすら繰り返していく。

自分自身のリーダーであるために、自分自身で疑問を持ち、自分で考えていける人間になる事、常に自分に問いかけ、正しい道を、正しくある姿を自分自身で探していけるように。

自分の中に生まれた疑問は、
自分の中にしか答えは見いだせない。

Googleしたりヨガ本を読みあさっても、答えは外側からは得られない。自分の内側にある。

ヨガの持つ効能を、肉体的に、内面的に、知的に、感情的に、社会的に、精神的に、まずは自分自身で体感し理解する。

知識を詰め込むのではなく、「理解する」ということができて初めて、指導者として伝えていくことができるのだ、ということ。

ヨガでしていることには全てにおいて必ず意味があるということ。

そして、本当にヨガを理解するためには「96PRINCIPLES」を学ばなければならないということ。

自分を掘り下げるたびに、見たくない自分を見せつけられ、時につらくて苦しくて、認められない。表面的に繕う自分がいたり、理解したつもりで、逃げたくなる様々な自分を垣間見る。でも、その苦しみから逃げずに、勇気を持って立ち向かっていくこと。

その先にあるものが、少しでもつかめることができたら、ヨガというものを「知ったふり」ではなく初めて「理解する」ことができる。そう信じている。

私達は、「変わりゆくもの」を、時に自分だと思い込み、執着して手放せず、勝手に苦しみを作り出している。

けれど、「変わらないもの」だけが真実であり、本来の自分のあるべき姿なのだ。好きや嫌いといった二重性に囚われることなく、常にその真ん中をゆくこと。なぜ、そう思うのか、なぜそう感じたのか、他者のせいにするのではなく、なぜ自分がそう感じるのか、を探っていく。

内側に答えを見出した時に、
初めて、ヨガというものを理解することできる。

ヨガとは、自分自身との対話なのだ。
ありのままの自分に帰っていく道なのだと。

そして得た正しい知識を自分の都合のよいように解釈しないこと。自分が変わるためにヨガを利用するのではなく、ヨガによって自分が変わっていくのだ。

ヴィションオブヨガは、私達の間違った固定概念を崩していくところだった。そして、決して変わることのない「真実」を私達が理解するために、正しく教え導く場所だった。

別のティーチャートレーニングを受けているからこそ、
その違いが体験を通して理解できる。

ここまで、一人一人の事を考え、真摯に向き合い、教え導いてくれただろうか。否。自分がそうであったように、教える側も、ヨガというものを理解しておらず、表面的な部分を自分たちの都合のよいように解釈していた。

終始アーサナができる、というところにフォーカスがいき、ヨガという道の上に家を建てていた。

以前の私も、アーサナ本来の目的を理解することなく、間違った身体の使い方、間違った思考で、無理をして肉体を痛めたのだ。

「いやいや、それは違うでしょ」と訴えている身体の本当の声を聞かずに、出来ることが素晴らしいという声を自分だと思い込み、本当の自分自身と対話をしていなかった。ヨガをしているしていないに限らず、これは誰にとっても耳に痛いことではないかと思う。

マスターに教えて貰ったプラクティクスを続けているうちに、憂鬱だった股関節の痛みは消えてしまった。マスターに学んだ通りに実践することで、内面的にも肉体的にもますます軽くなっていく。

ヨガは決して痛みを伴うものではなく、安全でかつ正しい身体の使い方があるということ。苦しみに向かうからこそ、私達は本当の自分、ありのままの自分というものに気付いていくことができるということ。

kayika(行為)vachika(言葉)manasik(思考)

行為というものも、言葉というものも、私達の思考の結果である。
私達には、正しい思考というものが必要なのだ。

ありのままの事実そのものを見ることなく、自分の思い込みで勝手にストーリーを作り出し、感情に支配されながら苦しみを生みだしている事のいかに多いことか。

そうすることで、どれだけ自分自身を自ら傷つけているのだろう。
一体、私達はいつその事に気がつくのだろう・・・。

本物の古典ヨガの真髄を、無理難解な言葉で教えるのではなく、私達がわかりやすいように日常の出来事に置き換え、かみ砕いて、例え話をあの手この手と、いろんな角度から粘り強く語り、耳に痛くて辛くて逃げ出したくなりながらも自分と向き合い掘り下げ、自分自身を知っていくことを通して、「本物のヨガ」というものを教えようとしてくれたマスター。

叱られる側よりも、
子どもを叱り、叩く手の方がもっと痛いはず・・

私達に一切の見返りを求めない、一つもぶれることのない純粋な教えだったのだと、最後の最後に理解できたヴィジョンオブヨガ最終日。

ヴィジョンオブヨガを修了した今、恥ずかしながら、やっとヨガのスタート地点に立てた気がする。

自分自身とこれからも勇気を持って向き合い、ヴィジョンオブヨガで学んだことを、もっと深め、学び続け、自分の体験を通してできるだけ多くの人々に、マスターの伝える正しいヨガを広めていきたい。

マスターは言う。
「クラスにくる生徒さんも、また誰かにとって大切な愛する人なのだ。間違った指導で生徒を傷つける事と、暴力をふるって傷つけるのと、一体どこが違うというのだろう。自分にとって大切な人があると同じように、生徒さんも誰かにとって大切な人であるということを、決して忘れてはならない」

マスターが身をもって私達にその事を示してくれた。

間違った方法で、生徒さんの身体を傷つけ痛めることのないように、自分自身に厳しく、これからも正しいヨガを学び続けていきます。

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