ヴィジョンオブヨガ2015-16を受講して⑳

ヴィジョンオブヨガ2015-2016東京の受講を決めたのは2015年の7月のことでしたが、その少し前までは、まだまだ私には手の届かない講座だと思っていました。

10日間連続でのトレーニングに通える自信がなかったのと、自分がそのレベルに達しているとは思えなかったからです。

でもTTといっても必ずしもインストラクターばかりが受講しているわけではないこと、偶然にも通学に支障をきたすような用事が20日間の中にほとんどなかったこと、そして何より、自分が自信をもってヨガを教えられるようになりたかったことなどから、受講を決めました。

 

前期の10日間では、自分に課しているルールと自分に刺さっている棘を探す努力を続けました。そして棘やルールを見つけてもまだ見つかる、これが根本の棘だと思ってもまだ見つかる、そのきりのなさに疲れてしまいました。どれほど考えても終わらないことに毎日泣いていました。

 

そして自分の体が硬いこと、自在に動かせないことにも毎回打ちのめされていました。私はヨガのインストラクターには向いていない、そんなことばかり考えながら10日間通っていたように思います。

でもそんな自分から脱却したくてマスターから後期までの宿題が出されたときに、必ず毎日行って少しでも変わった姿を見せようと決意しました。

 

最初の1か月はすべての宿題を真面目にやっていました。体の調子も良かったです。ところが2か月目くらいから、私が頑張っているのは結局人の目を気にして、人に褒められたくてやっているだけなのではないかという疑念がわいてきてフローができなくなってしまいました。

もともと体を動かすよりは勉強や考え事をしているほうが好きなタイプなので、体を動かすことに対して否定的な感情ばかり浮かぶようになりました。

それでも後期の日程は否応なく迫ってくる。では残りの日々の中で何ができるか。最低限体を動かすことは続けたうえで、自分の棘とルールを探すこと、FBI捜査官になった気分で自分という人間を調査すること、そして得意なやり方――勉強という形からヨガに触れてみようと決めました。

 

これほど自分について考えた四か月は今までの人生の中でなかったと思います。そして多少なりともヨーガスートラの勉強をしてから後期に臨んだため、前期よりも座学の内容が理解しやすくとても楽しかったです。

ですが、体をあまり動かしてこなかった後ろめたさと、やはり思うように動かない自分の体に嫌気がさし、後期の期間中は劣等感にばかり支配されていました。座学が楽しくなったのと反比例してフローやアサナの講義は私にとってはつらいものでした。

正直思い出したくないこともたくさんあります。最終試験のときに自分が保てなくなって試験を続けられなくなってしまったのは本当に悔しく、情けなく思っています。

最終日には冷静になれなかったことも、すべての日程を終えた今、少し落ち着きを取り戻した心で振り返ることができるようになりました。

 

自分がいかにたくさんの二重性を抱えているかをまざまざと感じています。体を動かすことは嫌い、勉強することは好きと分けることなくどちらも行うことが大事だと、今では少しずつ体を動かす時間を増やしています。

また自分が「できない」と思っていることは結局他人と比較してそう感じているだけであって、実はできていることもあると冷静に見つめるように努力しています。

 

「自分のIDを快適にしようとする言動は、実はアートマンにとっては窮屈なものである」という円さんのお言葉がとても印象に残っています。

とかく他人の目や評価ばかり気にして、自分がどうしたいのか、自分の本心はどうなのかを置き去りにしてきた結果が今の自分なのだと思います。

自己否定は結局自分の外側を守るためのもので、アートマンのためにはならないのだと気づき、一日に一度は自分の中にアートマンがあることを思い出す時間を設けるようにしました。そうしてアートマンを快適にする方法を考え出すと、とても苦しくなることがわかりました。

考え方の癖を治すのはとても難しいです。正直、VOYを受講する前よりも今のほうが精神的な葛藤が多いです。自分に起こった変化は、逃げずに考えるようになった分だけ苦しくなったことでしょうか。それも一種の好転反応なのだと信じて続けていこうと思います。

 

後期の途中でマスターのお母様が逝去され、そのような背景があったにも関わらずギリギリまで私たちのために日本にいてくださったこと、本当に感謝の念に堪えません。ダルマを遂行するということはどういうことなのかを、身をもって伝えてくださったのだと感じています。お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

20日間本当にありがとうございました。これからもワークショップやTTCの受講は続けていきます。少しでも生徒としての資質を上げて臨みたいと思いますので、その際にはまたご教授くださいますようお願いいたします。20

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中