2017.4.14-16 高野山リトリート(3)

高野山リトリートの開催を知り参加を決めたのは、まだ行った事の無い土地であること、それがましてや昔から神聖さを守られた高野山ならば、慣れ親しんだ日常から切り離して自分を見られるのではないだろうかとの思いからでした。

 

自分はいくつかの役割を持っている。家庭を切り盛りする、夫婦揃っての活動、子供、仕事、親の安否、何をするのも相応の時間が必要、一日が過ぎるのは早い。自分が選んだ道なのに愚痴りたくなる。

こんな思いを持ちつつ着いた高野山は、標高が千メートル弱、桜はまだ堅いつぼみのまま、水は冷たい。

 

始まりに、マスターは「イダム プル エヴァ 何かを得たいときにベストな場所が

ある」とサンスクリットの言葉を教えて下さいました。

宿坊は清潔。木が道々にそびえて、建物は寺院を除けば小さめに建っていて賑やかでない。空も近くて広い。テレビやメディアの喧噪は似合わない場所。

今はこのときに集中しようと、気持ちがすうっとします。

 

何かを得るために必要な資質は「空気AIR」だと仰います。流れ続け、束縛されず、歩みをとめないこと。自分の中に空間があるならば無限に言葉は出てくる。怒りや感情に満たされないように。

私はこれで良いんだ、変わりたくないというのは動物の発想で簡単なこと。なるほど、長らく私は動物的だったんだな。このまま良いと思い楽な道を選び続けていたら、苦しくて決して楽ではなかったのだ。

 

108フローが始まる。経験が浅い方、そして全員へ。始まる前のマスターからの言葉は「JUST ENJOY 楽しんで!」。

下半身から上半身へと浄化するフローは、出来るとか出来ないとかに関係無く、この様に身体は動くのだと気づきを与える。全ての方向から考え、見てみなさいと。

 

夕飯の精進料理は丁寧に作られて盛り付けされ、お腹を満たしてくれました。お坊さんがお茶やご飯のおかわりをついで下さるのがありがたい。

 

 

翌日朝、水シャワーよりスタート。高野山の水での貴重な経験ゆえ、長めにしてみる。太

ももは赤いぞ。かっきりと目覚める。

 

プラナバ・プラナヤマ プラクティスの実践。

立位で体勢を整える。途中暑くなっても動かないこと、あきらめてやめないことを心にとどめて音を発する。はじめは声が大きく出なく、まわりの声ばかりが耳から入ってきた。

徐々にまわりの声よりも自分の発する音が耳からではなく、身体の中から響いてきて、人間楽器になったみたいに感じた。尺八のように、音階は少ないけど響いてくるといったような。

 

短く感じた時間だったが、終えてみれば1時間以上経過していたことになる。私はある部分に普段感じない痛みを感じ、シャバーサナ中も落ち着かなかった。不要なものが痛みとして出たようで、やはりなといった感じだ。

 

散策へ。弘法大師がおられる奥の院まで、全員で案内を聞きながら歩く。歴史上の名だたる有名人の墓が密集している間を行ったところで、前にきた時にもこの木に挨拶したんだと仰ってマスターは木の一部を手にされた。

自分を取り巻くもの、それは同じ。強弱も大小もなく等しく同じに受け入れる。受け入れる気持ちをどんどん大きくしていく。空海は「なぜ?私が?」と聞かずに受け入れただろう。木にも魂はある。目には見えないものを信じる心を持とうと仰った。

 

私はこれまで、努力を非常に必要とするものはなるべく避け、少しの努力で達成できることを選び、興味のあるものだけに心を動かされて生きてきたのだ。好きなものだけに囲まれて楽して生きたい人間なのだ。物事の本質なんてそんな上っ面で生きている人間が受けとめられるわけなかったのだ。

でも、今からでも出来るのかな。自分に問うてみる生き方を自分は選べるのだろうか。この弱っちい自分を自分の中で小さくせねば。

 

最終日の朝、水シャワーのち、勤行。バジュラーサナで30分。途中身体を動かしているひと、そしてすぐに立てないひとは循環が悪く滞っているマスターより指摘。

 

よって朝食後は、下半身の老廃物を循環し下半身を強化させるアサナの練習となった。いくつかの練習を2つ3つ選び毎日練習することで、不調が改善する。シニア向け、痛みにより出来にくい人へのバリエーションも紹介していただき、身体は軽い。

 

第六支則 ダラナ、努力の必要な集中の練習法を教えていただく。自分の集中力を高める練習法として、必要と感じた。

 

皆さんと挨拶しマスターご一行は大阪に旅立たれました。私たちもケーブルカーと南海電鉄の特急に揺られ大阪に着きましたが、街の匂いのなんとちがうこと!学びにふさわしい場所、そのひとつは正に高野山だったと気づいた瞬間でした。

 

今回、行き来を共にしたお二人はヨガ初心者の方々でしたので、フローのときまわりの人の声かけが優しかったことを喜び、いつの間にか緊張がとけていたと積極的に質問もされていました。

 

皆さんと共に過ごし、学べたことに感謝、そして学び続けることを心にとどめた高野山リトリートでした。

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